どんな偉大な人物よりもずっとずっと遠い
あたしの吐いた息が白くなっていることすら誰も知らない
他人の中で確定するのは最早自由だけど
決め付けられるのはやはり些か不快
あたしは優しさを配ってるのに
ひとのことも考えろって述べられても反発
じゃあ喉元のナイフをどけて
血みどろのあたしを救って
なんてこじつけ


海に沈めば貝に成れるか
答えなんて案外簡素なもの
泣き喚く日々なんてそう長くは続かない
あたしの狂い叫び歌う声すら誰にも届かない
その瞳に映っているのが悲しみで包まれた情景なら
どんな使い古された用語も全く意味は無い
どうかあたしを殺して
なんて こじつけ