大人の真似なんてするもんじゃない ほうら いつの間にか君はほら吹きになっているだろう? 鼻が伸びても知らないよ 僕は正しいことなんて 両手で数えるくらいしか知らないけれども それでもひとを傷つけることって なによりもいけないことだと思わないか? 僕は綺麗事ばかり並べたいわけじゃない ただ そういう単純なことが今の時代には必要だなと思っただけさ


ほら、そろそろ歩き出しなよ 君には立派な足が付いているじゃあないか 夢を叶えられるかどうかは解らないが その腕はなにかを変えられるだろう? その口はひとを批判することも肯定することも出来るだろう? その眼と耳は情報を得られるだろう? その頭はひとを殺すことも愛すことも出来るだろう? 何故君は怖がるの 影を 光があれば闇があることくらい当たり前だろう それでもこの世は歩き出した者勝ちなんだから 立ち上がれよ 一歩ずつでも 光に向って そうしてまた見放されたら 今度こそ僕が抱いてあげるから


今度こそ 僕が やわらかに抱いてあげるから